春夏秋冬ことろが感じた事を、気ままにつづる処です*
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07:『花びら』
さらさらと流れてゆく 花びらに似た
わたしの想いは 淡い色
ひらひらと落ちてゆく 花びらに似た
あなたの想いは 白い色
合わさるようにして 落ちてゆくのは
なんだか 誰かの涙に似て
一瞬のうちに 風にさらわれてゆきました
(お題は『追憶の苑』牧石さんより。)
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06:『金色の目』
今でも 忘れられない目がある
黒猫のような 金色の目は
僕の中心(こころ)を じっと見つめて
恐いくらいに 美しかった
全てを忘れてしまう程
その目に 魅入ってしまった僕は
きみが さよならを告げた事も知らずに
今でもまだ 忘れられずにいる
(お題は『追憶の苑』牧石さんより。)
05:『手紙』
宛先のない手紙が 何故かわたしの所に届いた
開けてみると そこには花びらが入っていて
一枚のメモが入っていた
綺麗だけど どこか懐かしい感じのする字で
そこには 一言だけ書かれていた
「この花びらを 好きになってください」
不思議な気持ちで 入っていた花びらを手に取ると
なんだか 微笑んでしまった
この宛先も送り主の住所も書かれていない手紙は
偶然にも わたしの所へ届いた
この花びら達を好きになって
一体 何が起こるのだろう
いつかは 枯れてしまうと言うのに…
手紙に託された 誰かの想いは
それからずっと わたしの心をつかんで放さなかった
(お題は『追憶の苑』牧石さんより。)
04:『あなたが残したもの』
静かな音がする わたしの部屋で
あなたが残したもの さがしてみたよ
写真の中に居る 笑顔のあなた
ソファに残る あなたの温もり
留守番電話の あなたの声
ひとつひとつ確認して
それでも 何かが足りない気がした
想い出に変わりつつある 記憶の中で
あなたが わたしに残したものは
それは たぶんきっと…
わたしへの愛だった
(お題は『追憶の苑』牧石さんより。)
03:『ゆめうつつ』
時々ね 変な夢を見るの
あなたが わたしに微笑んでる夢
何も言わず ただわたしに微笑むの
夢から覚めるとね あなたはわたしの隣に居て
何も言わず ただわたしに微笑んでるの
わたしもね 笑顔であなたの隣に居るの
でもね ふとよそ見をして振り返ると
あなたはもう そこには居ないんだ
わたしは まだ夢の中なのか現実なのか
ただ 何もない所で
わたしは何も言わず あなたに微笑むの
(お題は『追憶の苑』牧石さんより。)